第3話の最後は殺人犯ジョーカーのトンベクへのメッセージが壁に書かれているのを教えるところで終わりました。ジョーカーは今もトンベクを狙っているのでしょうか…。
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「椿の花咲く頃」人物相関図
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第4話 カントリーボーイ
出典元:KBS公式HP
カメリア前。ジョンリョルが店内に入って行くトンベク(コン・ヒョジン)とヨンシク(カン・ハヌル)を見て「楽しそうだな。こっちは不愉快なのに」とつぶやき、車を発車させようとする。
そこへヒャンミが通りかかる。店内に入ろうとしないジョンリョルを怪しみ、「入れない理由はお金を借りたいのか、それとも誰かに会いたくて来たのか」と話しかける。
結局観念したジョンリョルは店内に入ることにする。突然の来訪に驚くトンベクとヨンシク。
ジョンリョルはトンベクに「子どもは?子どもは放ったらかしか?恋愛もいいが」と嫌味。
「何も知らないくせに。今どきの8歳は忙しいのよ。ちゃんと育ててるから、あなたは娘とイルカでも見てな(リアリティ番組で赤ちゃんの娘とイルカを見に行っていた)。今更口を挟まないで」
「俺の番組を見てるのか?とっくの昔に忘れたんじゃなかったのか?」と言われ、動揺して熱い茶碗をテーブルに落とすトンベク。
「大丈夫か!?」と慌てて火傷した手を見るジョンリョル。
そこへヨンシクがピルグの自由帳とペンを持ってきて、ジョンリョルにサインをお願いする(ヨンシクはジョンリョルが父親だとは気づいていない)。
そして応援歌を歌い、「あなたの大ファンなんです」と写真まで撮ってもらう。
ヨンシクのはしゃぐ姿を見て、ジョンリョルは「ローカルな魅力がありますね。飾り気がなくて人当たりがいいし、同性に好かれそう」と内心”ヤボな野郎だ”と思いながら言うが、ヨンシクは「ええ、ええ」と笑顔で頷く。
するとトンベクが「それって女心をくすぐるタイプかも。雑種犬もそうでしょ?見かけだけの男よりよっぽど魅力的だわ」とジョンリョルにあてつけるように言う。
「それって僕のことですか?」と胸を押さえ満面の笑顔で聞くヨンシク。
☆☆
家へ帰るトンベクを送るヨンシク。トンベクは「犯人は私と会ってから殺人をしてしないし、心配しなくて大丈夫」と伝える。
<回想シーン>
エステティシャン殺害事件現場。
捜査官が所長に「生存者がいたんです」と話している。部屋のスプリンクラーから水滴が落ちている。
現場ではトンベクが髪を濡らした状態で呆然と座っている。
<回想シーン終>
夜道を歩くトンベクとヨンシク。
「本当は犯人のことを思うと怖い。今でも時々夢に見る」というトンベク。
「店を数日休んだら?」とヨンシクに言われ、「5年前の事件のときも1度も休まなかった。”ジョーカーなんかにやられてたまるか”と5年間貫いてきた」と答えるトンベク。
「トンベクさんは一見弱そうだが、とんだつわものだ」と笑顔のヨンシク。
☆☆
カメリア店内。電気が消えた調理場の水道でヒャンミが髪の毛を洗っている。
調理場玄関の鍵が外されている。
その後ヒャンミは店内の畳に寝転がり、「店で寝泊まりしまていることをトンベクに言おうかな。貸してくれた部屋の保証金を使い果たしたなんて言えない。どうやって1億ウォン貯めろと?いつコペンハーゲンに?」とつぶやき、スマホを見る。
奥に全身黒ずくめの人物が席を立ちあがる姿が映っている。
☆☆
カメリア店内。ヨンシクと所長が休憩に来た。
テーブルをどかし、ジョーカーのメッセージを見ようとすると、そのメッセージが黒く焼かれている。
慌ててヒャンミに「これ、君がライターで?」と質問すると、「店内は禁煙よ」と答える。
トンベクにメッセージが焼かれていることを隠そうとする2人だが、トンベクに気づかれてしまう。
その後ヒャンミに「怖くないの?」と聞かれ、「とんだつわものの私が怖がるわけない」と答えるトンベク。
「本当に怖いのは、子どもの学費よ」という言葉を聞き、青島(チンタオ)の映像をスマホで見ていた息子のピルグはスマホを伏せる。
☆☆
小学校の体育館。コーチが子ども達に青島小学校との親善試合の日程について説明している。ジョンリョルは子ども達にパンを配っている(ピルグには特別に2つあげている)。
校庭のジャングルジムでパンを食べているピルグのところにジョンリョルが近寄って行く。
中国に行かない理由を聞きだすうちに、費用がないから行かないということがわかり驚くジョンリョル。「ちゃんと食べてるのか?」と心配する。
ジョンリョルの配慮でピルグも青島へ行けることになる。費用のことを心配して「行きたい」と言えずにいたので喜んでいる。
☆☆
ヨンシク母の店でキムチを漬ける手伝いをするヨンシク。そこでヨンシク母とトンベクは”親友”だという話を聞かされる。
そこへちょうどトンベクが来るが、ヨンシクは店内で隠れてしまう。(ヨンシクがこの店の息子だということはトンベクはまだ知らない)
ヨンシク母に「優しくて丈夫な男と結婚しなさい」と言われる。
☆☆
ケジャン市場へ買い物へ行く道中。ずっとついていこうとするヨンシクにトンベクが「噂の的になるのが嫌だから市場では半径500メートル以内に近づかないで欲しい」と言う。
ヨンシク「男女が裏でコソコソと会っていたら噂の的になりますけど、”僕はトンベクさんのことが本当に好きなんだ””この破天荒な女が僕の誇りなんだ”と言えば、誰も陰口は叩きませんよね。その方が相手を思いやることになるかと」
「考えてみたら私は一度も誰かの”誇り”になったことはなかった」と思うトンベク。
☆☆
ケジャン市場で買い物していると、トンベクにだけ高い値段を設定してぼったくろうとするアジュンマ達。見かねたヨンシク(←結局近づいている)が文句を言うと、トンベクは逃げてしまう。
「私があなたを惑わしているとみんなに言われるからいっそ嫌いなフリをしてほしい」と言うトンベクに、「僕は僕のやり方でやる」と意気込んでアジュンマ達の元へ戻っていく。
「僕がトンベクさんに言い寄っているんです!彼女は僕が近づくのも嫌がるけど、それでも僕が好きなんです!」と大声で宣言するヨンシク。
アジュンマの店内ではヨンシク母が買い物中。ヨンシク母はヨンシクが好きな相手が弁護士だとまだ勘違いしており、それを嬉しく思っているのを知っているアジュンマ達はヨンシクに早く帰るように促すが、
「不倫でも浮気でもないのになぜいけないんだ。僕が彼女のことを大好きなんです!」と市場中に響き渡る大声で絶叫するヨンシク。
そして店内から出てくるヨンシク母。驚くヨンシク。
「誰が好きだって?」と驚くヨンシク母に、「お母さん…」と言うヨンシク。
「お母さん?」と驚くトンベク。
「私は親友を失うだろう。町のドンからこの制御不能な男へと私のよりどころが変わっていった」トンベク心の声。
☆☆
市場を歩くヨンシク母&ヨンシク。
「僕はトンベク一筋でいくと決めたんだ」というヨンシクに、持っていた袋を怒って投げつけるヨンシク母。
☆☆
出典元:KBS公式HP
カメリアにジョンリョルがやってくる。
「どうしてスナックをやってるんだ?どうして水商売なんだ?」と聞かれ、昔ジョンリョルにトンベクの料理は最高だと言われたからだと答える。
<ヒャンミとの回想シーン>
「どうしてスナックを?」とヒャンミに聞かれ、「私は無知だから、得意な料理をすることくらいしかできない。お酒は利益率が良いから扱うの。ピルグをしっかり育てるためにはきつい仕事だってするわ」と話している。
<回想シーン終>
干渉しないでほしいと言うトンベクと、自分の子どもを育てているトンベクを放っておけるわけがないだろうと言うジョンリョル。
過去の話をして涙ぐむ2人。
その後ジョンリョルが店の前で座り込んでいるとヨンシクがやってくる。
なんとなくピルグの父親だと勘づいているヨンシクは「どうしてまた来たのか?」と質問する。
ジョンリョルは「トンベクに近づくな。つらい人生を送っている彼女を苦しめるな」と言い去って行く。
☆☆
カメリア店内で話すトンベクとヨンシク。
自分が情けなくて涙を流したというトンベクに、「あなたは弱くない。あなたは正直幸せだと思う。身寄りのない未婚の母がピルグを立派に育て、店も切り盛りしている。誰よりも真面目に一生懸命生きている。それって称賛に値することですよ」とヨンシク。
「生まれて初めて褒められた」とトンベクの心の声。
「だから忘れないで。あなたは誰よりも強くてすばらしい人です。誰よりも立派です」というヨンシクの言葉に、
「やめてください。必死に耐えてるんです。誰かに味方されたら心が折れてしまう」と涙を流すトンベク。ヨンシクも目を赤くする。
「”きれい”だの”誇り”だのって言わないで。気持ちが揺らいでしまう。どうせいつか去るくせに」と号泣するトンベク。
「僕はカン・ジョンリョルとは違う。絶対にピルグとあなたを泣かせたりしない。あなたが忘れないように毎日でも話してあげます。あなたがどれだけ素晴らしいかを。だから僕の気持ちを受け入れてください」
「私があなたを本当に好きになってしまったらどうするの?もう知らない」と泣き続けるトンベク。
”人は誰かの奇跡になりえるだろうか”
☆☆
エンディング
カメリア店内の落書きを消すためにペンキを塗っているヨンシク。
同じ店内では何者かがテーブルの下をライターでこすっている…。
END
感想
とにかく真っ直ぐにトンベクに向かっていくヨンシクの姿がありました。自信がなさそうにしているトンベクが、ヨンシクの言葉でだんだん変わり始めていくところですね。
もともと”親友”どうしだったトンベクとヨンシク母。ヨンシク母は自分も夫に先立たれ子どもを3人育てながら店を切り盛りしてきたので、トンベクの大変さをわかっており、ずっとトンベクに優しくしてきました。
でも、やはり息子の恋愛相手となるとダメなんですね。現実的です^^;
トンベクがヨンシク母の食堂での会話で、「良い男を見つけて結婚しなさい」と言うヨンシク母に、冗談で「3男(ヨンシクのこと)は独身でしたよね?」と聞くと、「え?」と引きつった表情をしていたヨンシク母でした。確か2話では「嫁に欲しいくらいだ」とトンベクに言ってたのですが…。
また、ノ・ギュテはヒャンミから”尊敬している”と言われたことが頭から離れず、ヒャンミを水上スキーに誘います。日頃から弁護士である妻にSNSの文章までチェックされ、間違えると指摘されて馬鹿にされているので、”尊敬”という言葉がよほど嬉しかったんですね^^
明るいストーリーですが、忘れた頃に殺人事件の暗いシーンが出てきます。
ペンキで作業をしているヨンシクのすぐそばにジョーカーがいたようです…。