第5話ではテウルが大韓帝国に足を踏み入れ、イ・ゴンが本物の皇帝であることを認識しました。
第6話も引き続き大韓帝国での話がメインです。
ちょっと日本人にとっては考えさせられてしまうシーンがある回ですが、第6話のあらすじをどうぞ。
「ザ・キング:永遠の君主」人物相関図
「ザ・キング:永遠の君主」第6話あらすじネタバレあり
大韓帝国
ク総理がゴンとテウルの元に歩み寄り、挨拶をする。
「ク総理のファンです」と言い、握手をするテウル。
「ただの旅行者です」と簡単な会話をし、その場を去る2人。
ク総理はゴンが自分には見せたことのない笑顔をテウルに見せていて面白くない様子。
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ヘリの中でモ秘書(ゴンの秘書室長)は初対面のテウルを不思議そうに見ていたが、ゴンが以前「ク総理より美しいひとがいる」と話していた人物だとわかり喜んだ表情。
テウルがモ秘書とヨンに見られているので会話がしづらいことに気づいたゴンが、お互いの手に書いて会話をさせる。
その様子に驚いた表情のヨンとモ秘書。ヨンは呆れている感じも。
「この世界でも”月にウサギが住んでいる”という話が?」と指文字で聞くテウルに、
「月にウサギは住まない。月は地球から一番近い…、月面はレゴリスに覆われていて…」などまた理系の話になりうんざり顔のテウル。
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キッチンでテウルに夕食を作ってあげるゴン。
「料理はノ尚宮に習った。自分で作れば毒見させないで済む」と話す。
「検索しただろ?”クム親王 イ・リム”。全て知ったんだな、皇室と私の過去。首の傷は私の地獄だ。私はおじ上の心配とノ尚宮の涙で育った。だからノ尚宮は君に冷たい。許してくれ」とゴン。
「IDカードは?私ももう戻らないと」と言うテウルに、
「ここで暮らせ。本気だ。私の許可がないと外には出れない」とゴン。
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食事中にIDカードを渡すゴン。
「本当はずっと持ち歩いていたが、見たらすぐ帰るといいそうで渡せなかった」
IDカードを見たテウルは、
「間違いなく私ね。なぜ私のIDカードが25年前からここに?」と聞く。
「誰かが落として行った。いつか必ず私の前に戻ってくる。その者が全ての始まりであり終わりだから。難問に見えるが、探している答えが君だと証明してみせる」
そこへヨンがやってきて、
「総理がNSCの招集を」と言う。
「予定より早く出発することになった。家まで送れない」とゴン。
「NSCって国家安全保障会議のことよね?何があったの?」と聞くテウル。
テレビのニュースでは、
「イージス艦を旗艦とする日本の海軍編隊が独島へと向かっています。ク総理は日本の不穏な動きにNSCを招集し強硬な姿勢を示すようです」と流れている。
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ゴン書斎。
「遭難した中国の漁船を救出するために稼働したレーダーを火器管制レーダーと錯覚したようです」とヨン。
ゴンはノ尚宮に「すぐに彼女の所持品をもってくるよう」指示する。
テウルの所持品が入っている箱を引き出しから取り出すノ尚宮。
蓋を開けて中を確認すると、IDカードだけがなくなっている。
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ク総理は大韓帝国の領海に向かってきている日本のイージス艦と戦闘態勢をとるという。
「外交問題になる」「日本は貿易協定を前に駆け引きをしているだけです。このままだと戦争になる」という周りの言葉をはねのける総理。
「(戦闘の準備には)陛下の承認が必要です」と言われ、ゴンに連絡すると、「私が指揮を執ります」とゴン。
「日本が仕掛けてきたことです。相手が戦争を望むなら受けて立つべきでは?容赦はしません」
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軍服を着ているゴン。
ノ尚宮からテウルのIDカードがなくなっていることを報告される。
「今は説明できないが、奇妙なことが起きているんだ。こうなる運命だったようだ。25年前から」と話すゴン。
そこへテウルがやってくる。
25年前に拾ったIDカードをテウルに渡し、「これを代わりに。これも君のだから」とゴン。
「海軍出身なの?」と聞くテウル。
「元大尉だ。信じないだろうが、この国では軍の総帥だ」とゴンが言うと、
「信じるわ」とテウル。
「こっちでは日本と緊張関係で、一触即発の状態だったのね」と言うテウルに、
「軍服を着るのは名誉の証だ。必ず勝つ。戻ったらすぐに会いにいく。待っててほしい」と話すゴン。
頷きながら「また会おう、イ・ゴン」とテウル。
「この名前があるのは君に呼ばれるためなのか」とゴン。
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大韓民国
光化門広場に立っているテウル。
自宅に帰り、料理をしている父親に「心配したでしょ?不思議の国に行ってて何もできなかったの。心配かけてごめんなさい」と抱き着くテウル。
「家にいなかったのか?」と父。
「庭の白馬がいなくなった。連れて帰ったのかな。黙って馬を連れて帰るとは。コーヒーを淹れて親しくなったのに。いい所だと言ってたのに挨拶もなしか」と怒っている。
”すぐ来ると言った彼は姿を見せなかった”
”私は携帯電話を握りしめて連絡を待ちはしなかった。ただ少し丸くなった地球で彼が来るのを待ち続けた。彼の世界で起きていることを知るすべはない。”
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大韓帝国
イ・ゴンが軍艦”イ・スンシン”に乗船する。
外国のテレビニュースでは「ミツダ首相の経済政策が失敗したことで、景気低迷が続く日本では政府への反発が強まっています。国民の目を不満からそらすために軍事的緊張感を利用したようです」と報道されている。
大韓帝国の領海に近づいてきた日本の軍艦に威嚇発砲をさせるゴン。
日本は不利な状況にあきらめて退散する。
(このシーンはさらっと書いておきますが、実際は15分くらい使って描かれてます…)
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大韓民国
殺人事件現場から押収した携帯電話の録音データに入っているニュースを聞いているテウル。
聞き取れたキーワードに”イ・ジョンイン教授は…”という言葉に気づく。
大韓帝国にいるときスマホで検索した言葉を思い出す。
「イ・ジョンイン プヨン君=”皇位継承第2位””へジョン皇帝の甥””インピョン君の長子”」
以前ゴンが「祖父のへジョン皇帝は…」「南韓(ナマン)と北韓(プッカン)のことは南部 北部と呼ぶ」などと話していたことを思い出す。
再度ニュースをよく聞いてみると「話題を集めていた北部のKスタジアム…」と言っている。
そのニュースが大韓帝国のものだとわかり、思わず驚いて立ち上がるテウル。
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大韓帝国
ヨンはテウルの指紋をつけたコップを警察に照会依頼していたが、該当者がいないという連絡をもらう。
防犯カメラに写っていたテウルの写真をチンピラに見せると、テウルが”ルナ”だと指さし、「まさにこの女が”ルナ”です。ボスの金を盗んだんです」と言われ、愕然とするヨン。
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イ・ジョンインがゴンに会いにやってきた。
イ・リムの真の死因が書かれた検案書をゴンに渡す。
「イ・リムの死因は近衛隊による射殺ではなく、頚椎の損傷です。首を折られ、海に投げられたのです。
ですが、死体について不可解な点がありました。イ・リムは健常で屈強な武人でした。しかし発見された死体には先天的な小児マヒの所見が認められたのです。
外見はもちろん指紋や血液型まで何もかもがイ・リムと一致しているのに…。
私は理由を解明できず、偽りの検案書を書いたのです」と話すイ・ジョンイン。
「反逆者の死をずっと偽っていた。この罪は大きいですよ」と言うゴン。
「分かっています。あの日から心が休まる日がありませんでした。やっと胸のつかえが下りました」とイ・ジョンイン。
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大韓民国
ナリのコーヒーショップ”THE ALLEY”のテラス席にイ・リムが座っている。
「ここはいい町ですね」とナリと話している。
外は雨が降っている。「嵐がきそうですね。お気をつけて。嵐は夏に多いですが、甚大な被害が出るのは冬の嵐なので」とリム。
画面には暗室に吊るされた写真が映し出されており、”カン・シンジェ”の写真がアップで写っている。
店を後にするリム。萬波息笛を柄にした傘を差し歩き始める。
そこへ道着を来た男女2人の子どもが走ってくる。
男の子がリムとぶつかり振り返ると、リムも振り返り子どもを見ている。
その時雷が鳴り、リムの横顔に電光が走っている(ゴンの肩に出てくるのと同じもの)。
その横顔に驚いて泣く男の子。去って行くリム。
そこへウンソプが走ってくる。「
あのおじさんの顔が怖かった。あいつはモンスターだ」と泣く男の子に、「そんなことを言ったら罰があたるぞ」と諭すウンソプ。(この子ども達はウンソプの双子の弟妹だと思います)
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大韓帝国
ゴンはイ・リムの死体検案書を握りしめている。
「謀反の目的が萬波息笛だったなら、半分は私の手にある。つまり必ずそれを奪いに来るはずだ」
大韓民国
テウルが車で帰宅する。
停車させると、庭にゴンが立っていることに気づく。
涙を浮かべるテウル。
「今まで元気だったか?」とゴンに聞かれ、頷くテウル。
「待ってたか?」と聞かれ、頷き、ゴンに走り寄る。
ゴンはテウルを受け止めながら、「ノ尚宮はテウルが危険な存在だと案じている。だがそれは間違いだ。私が彼女にとって危険な存在なのだ」と心の声。
END
↓ヘリの中で2人で指に書き合っているシーンです^^
「ザ・キング:永遠の君主」第6話感想
まずはやっぱり触れておきたいのが、日本人にとってはちょっと見るのがしんどい回だったかなと…。
Twitterでも”ザキング反日”というキーワードが出てきていて、見ていて気分を害された方が多いんだなと思いました。
いや、韓国のドラマなので、ああいうシーンがあっても普通(?)だと思うんです。
でも、「このドラマの中でこの話は必要なのかな?(イ・ゴンの皇帝としての権威を見せたいシーンなわけですよね)そして、こんなに長い時間(15分ほど)割くほどの話なんだろうか」というのが正直な感想です。
実在する”日本”である必要があったのかな。
海外の報道が”国民の不満の目をそらせるために政府が…”と報道しているシーンなんて、「おいおい、それは自分の国がいつもやってることでは」と思わず笑ってしまいそうになりました^^;
それに日本軍の軍服、いつの時代のよ!?と。まるで戦時中のような軍服でしたよ。
今回のドラマは韓国と同じ日に日本でも配信され、日本でも大人気のイ・ミンホ主演の大注目のドラマな訳で。
そんな韓国内外で大人気のイ・ミンホにこのシーンをやらせることに大きな意図があるんでしょうね、きっと。
でもファンにとってはいくら演技とはいえ、やっぱりショックだろうなと思います。
この”日本ネタ”はまだこれから先もこのドラマの中で出てくるのでしょうか。
韓国のドラマなのでワーワー言っても仕方ありませんが、それにしても期待していたドラマなだけに、この政治的な匂いがしてしまう感じが本当に残念です。
さて、気を取り直して。
イ・リムがナリのカフェに座っているのを見て思わずゾッとしてしまいました。
テウルに近づいてきている…。でもその前にシンジェなのかな。
大韓帝国でテウルのIDカードを盗んだのは誰なのか。
次回第7話ではヨンが大韓民国に足を踏み入れるようですよ!
そして”ルナ”が登場してきそうです。
↓第7話予告はコチラ
ちょっとモヤっとした第6話でしたが、最後は出演者たちの楽しそうなゲームを見て明るい気持ちになりましょう^^ 日本語字幕を出せます。
↓第7話あらすじはコチラ