ルナに刺されてしまったテウル。そして26年前に取り残されてしまったゴン。
段々話が複雑になってきてちょっとついていけなくなってきましたが(笑)、
引き続き第15話あらすじをどうぞ。
「ザ・キング:永遠の君主」人物相関図
「ザ・キング:永遠の君主」第15話あらすじネタバレあり
大韓民国
光化門広場前で向かい合っているゴンとテウル。(初めて出会ったシーンに戻っています)
「本当に来たのね、光化門に。ボタンの多い服を着て」と言うテウルに、「どうしてだ。私を知ってるようだな」とゴン。
「今はこうしないと後悔しそうだから」とゴンを抱きしめるテウル。(過去に戻ったゴンが”いつか光化門で会ったとき、冷たくしないで欲しい”とテウルに伝えてあったのが、テウルの記憶に残っていたということでしょうか)
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ルナに刺されたテウルは通りがかりの人に発見される。
シンジェは自分と同じ顔の人物である本物のカン・シンジェを別の病院に搬送した。
イ・リムの手下から渡された携帯電話が鳴る。
向かった先はリムの作業場。
「久しぶりだな。名前はカン・ヒョンミン?」とリム。
~回想シーン~
少年時代のシンジェが街中で泣いていると、リムが近づいて来て、
「お母さんがいないのか?私が見つけよう」と言われる。
~回想シーン終~
「なぜあのときから一つも変わってないんだ」と聞くシンジェに、
「自分でも時間はたっぷりあると思っていた。今思うとそれが最初の亀裂なのだ。幼かった甥が成長し、私を追い詰めてくれるせいでな」と話すリム。
「ほざいてないで、なんで電話したのか…」と言いかけるシンジェを木の棒で殴り倒す。
「そろそろ恩を返してもらわねば」と2枚の写真をシンジェの前に落とす。
1枚は大韓民国の母、もう1枚は大韓帝国の母。
「生涯だまされ続けた母親と、だまし続けた母親。2人の命がお前に懸かっている。イ・ゴンの鞭を奪ってこい。ヤツを殺してくれればなおさらいい」と指示をし、去って行くリム。
~回想シーン~
シンジェ少年時代。橋の上から「ごめんね」と泣きながらシンジェを落とそうとする母。
泣いて嫌がるシンジェ。
そこへ1台の車がやってきて、「名前はミン・ソニョン、息子はカン・ヒョンミン」と男性(イ・リム)に話しかけられ、1枚の紙を渡される。
「返済期日は明日のはず。まだ1日ある」と言うシンジェ母に、「どうせ捨てる命なら私に預けてみないか。君たち親子に新しい人生を与えてやる。君は女官”パク・スクチンになり、息子は裕福な父親を持つ子に」と言うリム。
「そんなことできるわけないでしょ」と答える母だが、リムの顔を見て、「あなたは…クム親王?死んだはずよ」と言う。
「素直に受け入れろ、自分に訪れた幸運を」と言われ、頷く母。
~回想シーン終~
☆☆☆☆
ナリのカフェ。
ナリがイ・リムの手相を見ている。そこへウンソプがやってきて、リムを大韓帝国で”逆賊の残党”として見たことに気づき、慌ててナリをかくまう。
リムが「海雲台であったな。甥に伝えてくれないか。どこにいるのか分からないが、自分の母親の命日には戻ってこいと。私は彼女の追悼ミサに参加する。もし現れなければ、私は再び君のその友人に会いに来る」と言い、去って行く。
慌ててテウルに連絡しようとするが、カフェの外にちょうど戻ってきた姿を見て駆け寄るウンソプ。
「さっきまであのイ・リムが店にいたんだ」とウンソプに言われ、「そう」と動揺した様子のテウル。
そこへシンジェがやってきて、「ケガ人が何してる?」と言う。
「ああ、ちょっとね」と右腹を押さえて去ろうとすると、シンジェが「チョン・テウル。刺されたのは左だろ?」と、逃げようとするルナを取り押さえる。
そこへ本物のテウルもやってきて、驚くナリ。
ルナの顔を殴るテウル。
空きビルにやってきたテウル・シンジェ・ヨンとルナ。
ルナの手荷物から末期癌の患者に処方される薬を見つける。自分が「もう長くない」ことを認めるルナ。
2人きりで話すことにするテウルとルナ。
「自分が病気だから私を殺しにきたのね。だから臓器を避けて刺したわけね」と言うテウルに、「本当ね。あなたの瞳には不安がない」と答えるルナ。
「次はあなたの話を」とテウルが言ったところで、また時が止まる。
ゴンが時が止まっている中、警察署の強力班チームに駆け込む。そこでちょうど時が動き始める。「チョン警部補はどこですか?」と聞き、カレンダーに目を向け、今が2020年4月だとわかり、「ついに来たんだな、2020年に」と呟く。
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入院している病院の外に立っているテウル。
看護師から外出したことを咎められ、「病室に戻らずここで何をしているんですか?」と聞かれ、「実はある人を待ってるんです」と答えると、向こうからゴンが走ってくるのが見える。
抱き合う2人。「元気にしてたか?待ってたか?」と聞くゴンに、「どれほど会いたかったか」と泣きながら答えるテウル。
病室のベッドで寝る2人。
「よく会いにきてくれたわ。5歳と27歳の私に」とテウル。
「よく抱きしめてくれた。私が初めて光化門に行った時」とゴン。
テウルが寝た後、ヨンに連絡するゴン。
ソン・ジョンヘの居場所へ向かう2人。「しっかりと見張って竹やぶへの道を把握しろ」と言うゴン。
「チョ・ウンソプがイ・リムと鉢合わせしたと連絡がありました。ヤツが皇太后様の追悼ミサの話を。ソン・ジョンヘは20分後に近くの教会へ」とヨン。
ゴンが遠くに目をやり、「20分後ではないようだ」と言う。
ソン・ジョンヘがすぐそばを通りすぎて行く。その姿を見つめるゴン。
ジョンへは通り過ぎた後に振り返り、ゴンへと歩み寄る。
「あなたがイ・リムの甥ね。息子のジフンと同じ顔。ジフンが生きてればこんな顔だったのね。でもジフンはあなたのせいで死んだ。あなたは私のせいで死ぬかも。イ・リムが私を生かした理由よ」と涙を浮かぶながら話すジョンへ。
ゴンも涙を浮かべながら、「大丈夫ですか?もうすぐ母の命日です。イ・リムは追悼ミサにあなたを参加させる気です。向こうに行けば二度と戻れません。私が協力を」と話す。
「助けてくれるなら命日の2日前に来て」と言い、去って行くジョンへ。
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病院に戻ってきたゴンとヨン。
「いつあちらへ戻りますか?」とヨンに聞かれ、「ヨン、待ってくれ。彼女が1人で動けるようになるまで」とゴン。
入院中のテウルのそばにずっといるゴン。
「ルナに感謝しないと。あなたと一緒にいられるもの」と笑顔のテウル。
病院前のベンチに座る2人。
「”もう行かねば”なんて言わないで。私が行かせない。世を救うのはやめましょ。2つの世界を行き来しながら今日だけを生きようよ。あなたの考えは分かってる。過去に戻ってイ・リムを捕らえるつもりね。世界の流れが変わったら、あなたは見知らぬ存在に」と涙ながらすに話すテウル。
「2つの世界が交錯しすぎている。元通りにするしかないんだ。だから私に行けと言ってくれ。お願いだ。誰かに許しを請うのは生まれて初めてだ。君が止めたら私は行けない」とゴン。
「何があっても戻ると約束して。もしあの扉が閉まったら、別の扉を開けてでも私の元へ戻ると約束して」テウル。
「そうするよ。そして必ず君の元へ戻るよ」とゴン。
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大韓帝国
地下通路で待ち合わせをするク・ソリョン(元総理)とイ・リム。
ゴンによって総理の座を奪われてしまったク・ソリョンに対し、「お前に腹を立てている。簡単なことだったのに。お前はイ・ゴンも大韓帝国もどちらもものにできなかった」と首を絞めるリム。
「残る道はただ1つ。皇太后の追悼ミサに私が参加できるようにしろ。お前と私、そして皇太后まで復活させる。その場で大韓帝国と大韓民国の2つの世界の存在を公表する」
と更に首を絞める力を入れたところで、時が止まる。
ゴンが大韓帝国にやってきたとわかったリムは、「ついに甥が姿を現すのか」と呟く。
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大韓帝国にゴンとやってきたシンジェは本当の自分の母親と対面する。
シンジェを大韓民国に行かせたことは「あなたの幸せを願ってしたことよ」という母に、「幸せじゃなかった。希望なんかもたないでくれ。許しを請うのもやめてくれ。一度くらい会ってみたかった。元気で。今度は僕があなたを捨てる」と涙を流しながら去るシンジェ。
泣き崩れる母。
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大韓民国
リムに食事を運んでくるソン・ジョンヘ。
並べた食事を少し口にした後、ニヤリと笑い、血を吐き出すジョンへ。
毒を盛られたとすぐに気づいたリム。ジョンへは「遂に死ねるわ」と言い倒れる。室長が駆けつけ、注射の準備をしているとまた時が止まる。
ゴンがやってきたとわかり、萬波息笛を傘から抜き取り、その場を後にするリム。
周りの人たちがまだ止まっている街中を歩くリム。向かいからゴンが歩いてくる。
「このままで終わるわけにはいかない」と言い、持っていた猟銃でゴンを撃とうとするリムだが、弾が出てこない。
「時間が動くにはまだ少しかかる」とゴンが言うと、「最初はたったの22歩だった。私の世界を貴様が止めてしまったんだ」と怒るリム。
「お前が25年間笛を利用して死を遠ざけてきた代償だ。いいかげんこの戦いを終わらせねば」とゴンが言うと、時が動き始める。
すかさず猟銃をゴンに向けるが、リムの方が足を撃たれてしまう。
銃を向けて歩いてきたのはヨンと、そしてシンジェだった。
うずくまるリムの内ポケットから萬波息笛を取り出すゴン。
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ヨンが萬波息笛を手にし、竹やぶに立っているが、「こんなはずじゃ…」と呟く。
違う場所ではリムの萬波息笛を持ったゴンが竹やぶに立っているが、支柱が現れる気配がない。
ゴンが持っていた萬波息笛を一緒に連れてきたリムに持たせると、支柱が目の前に現れた。
「お前に私の扉を開くことはできない。この笛には私の手が滲んでいる」とリム。
そこへヨンが走ってきて、持っていた萬波息笛をゴンに渡す。
ゴンが2つの萬波息笛を手にすると、今までより大きな支柱が現れた。
「父上のとう竿支柱だ。ついにこの時が。この瞬間をどれほど待ちわびてきたか」と呟くリム。
「笛の音が聞こえない」とゴンが言うと、「永遠と無限を手にできるのに何を言ってるんだ。笛が1つになったならそれでいい。謀反のことは忘れて私たち2人で行ってみよう」とリムが話す。
「笛が鳴らない限り、あの日に戻ることはできない。また亀裂を生じさせねば」とゴンに、「愚か者め。ならやってみろ。誰に死を覚悟させるつもりだ。この私を連れて誰かが私の扉の中へ入らねばならない」とあざ笑うリム。
「私が連れて行きます。反逆者は私の手で処理します」と言うヨン。
「こいつはおれが連れて行く。お前たちは自分の世界へ帰れ」とシンジェ。
萬波息笛を握りしめ、涙を浮かべるゴン。
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警察署取調室にいるリム。
「どうしてイ・リムを捕まえたの?」と聞くテウル。
「ソン・ジョンヘを追った。死亡していたので無縁死として処理してきた」と答えるシンジェ。
「せめて見送りくらい…」とテウル。
一方ゴンはソン・ジョンヘを火葬場で見送っていた。
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大韓帝国
ゴンはモ秘書に「プヨン君の孫娘イ・セジンが皇位継承第2位であると発表するよう」指示する。
その矢先にイ・セジンが滞在先のロサンゼルスで交通事故で死亡する。加害者は製薬会社の孫娘パク・セジン(ク総理の同級生。妊娠中に大韓民国の女性と入れ替えられたが、助けるという名目でリムの手下にまた連れ出されロサンゼルスに連れてこられていたよう)
そのニュースを見たク・ソリョン(元総理)は、「ジヨンをこんなふうに利用したの?」と驚きおびえている。
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大韓民国
テウルとルナが向かい合っている。ルナにつけていた手錠を外す。
「先が短いから外してくれたの?」と聞くルナに、「できるだけ長く生きて。私がいない間、父を頼むわ。チョン・テウルとして父を守って」と言うテウル。
ルナに「1つお願いが」と言い、警察署に行かせる。
シンジェがやってきたのでルナの手錠を外したことを伝える。
リムから「48時間後にシンジェと竹やぶに行く」と聞いていたテウルは、シンジェに笛を渡すよう話す。
「私が連れて行く。行かなきゃ」と言うテウルに、「ダメだ。二度と戻れないかもしれないのに」と反対するシンジェ。
「お前が好きなんだ。ずっと好きなんだ。だから行かせられるか」とシンジェ。
テウルは涙を流しながら、「兄貴の気持ちに気づかなかった。でも兄貴が私を好きなように、私も誰かを好きなの。兄貴につらい思いをさせた代償はあとで払うわ。お願い、助けて」と言う。
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大韓帝国
自分を助けるのではなく、イ・リムを捕える道を選んだゴン。
正装をして、過去に向かう準備をしている。
ノ尚宮の元へ向かい、”小さな頃に歌ってくれた子守歌が金素月の詩集にあったので、ノ尚宮が大韓民国から来ていたことに気づいていた”と話すゴン。
そして、「もう1度だけ、行かせてくれ」と言う。
「またこちらに戻られますか?」と涙を流すノ尚宮に、「いつまでも元気でいてくれ。最後の命令だ」と涙を浮かべ答えるゴン。
マキシムスに乗り竹やぶへ向かうと、ヨンが待ち構えていた。
「戻れぬ道ならなおのこと一緒に行く」と言うヨン。
支柱が現れ、中に入って行く2人。
END
「ザ・キング:永遠の君主」第16話予告
「ザ・キング:永遠の君主」第15感想
いよいよラストに迫ってきたという感じでしょうか。
ゴンが過去に戻ったことでテウルやシンジェの記憶が塗り替えられるとか、ちょっと話が段々複雑になってきましたが…。
リムはソン・ジョンヘを使って皇后復活、そして自分も復活させて世界を掌握しようとしていたんですね。
でもあんなに軟禁していたソン・ジョンヘがあっさり毒を盛って死ぬ!?もっと前からできていたのでは…とちょっと腑に落ちない。
そしてリムも簡単に捕まっちゃうし^^;
今まではゴンは幼い自分を助けようとしていたのですが、今度はリムを捕まえるために過去に戻ろうとしています。
ク総理の存在感も急に無くなってきちゃったし、母親に電話して、「夕ご飯は何を食べた?」と聞いて、合言葉のように答えさせるシーンがあるのですが、あれは一体なんだろう?
他にも謎がたくさんある気はするのですが…。最終話で解決するのでしょうか。
ヨンとウンソプが最後の別れをするシーン。↓
やっぱりこの2人のシーンが癒しです^^